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腕、足の痛み 全身の疾病

手足のしびれ 萎縮 脊髄腫瘍  後縦靱帯硬化症

あなたは、体調が良くありません。背中の痛み、手足に引きつる感じがあり、手の動きが鈍く、足も心もとないのです。階段が昇り降りしにくいし、歩くとき、つま先がひっかかります。便秘気味で、排泄に時間がかかります。先月は、風邪を引いて、40度近く熱が続き、3日も欠勤してしまいました。心なしか、手足の筋肉が落ちた気もします。自分の体で何がおこっているのか不安なのです。

こんなとき、脊髄腫瘍、後縦靱帯硬化症が疑われます。

後縦靱帯硬化症は、頚椎を補強している靱帯組織の後方が骨化し、頚椎の動きを悪くして、脊柱菅内の脊髄を圧迫し麻痺症状を起こす病気です。手足の痛み、しびれが起こります。字が書けない、ボタンが留められないなどの巧緻運動障害、足がつっぱって歩きにくい運動障害、頻尿、失禁、便秘などの排泄障害が徐々に起こって悪化します。

X線、CT、MRI検査を実施し、後縦靱帯の骨化、脊髄への圧迫状況を調べます。手足のしびれがあるケースでは、脊柱菅拡大術を行います。経験を積んだ整形外科医のもとで、脊髄麻痺をくい止める必要があります。

脊髄腫瘍は、背骨の中を走る脊髄の中に腫瘍ができる髄内腫瘍、脊髄の表面にできる髄外腫瘍、脊髄をおおう硬膜にできる硬膜外腫瘍があります。良性と悪性があります。腫瘍の発育は、通常ゆっくりなので、後縦靱帯硬化症ではないかと思われて、脊柱菅拡大術を行ったにもかかわらず、脊髄造影検査で、脊髄腫瘍が見つかることもあります。

腫瘍が大きくなると、脊髄が圧迫され、手足の痛み、しびれ、巧緻運動障害、歩行障害、排泄障害が悪化します。治療は、脊髄機能を損なわずに腫瘍を摘出し、再発を予防します。髄内腫瘍には、健康な脊髄細胞の中に星のように混在して摘出できないものがあり、放射線や化学療法を加えて行います。